海の中って不思議なものが沢山あります。
何でこんな形?こんな色?
あまりに多すぎて、結局自然は奥深い神秘の世界だ~となってしまう。
それでもって完璧なバランスを自分で保ってる。
生命を育み、生命を奪いもする。
循環する仕組み。。。
そして、そのエネルギー循環は昔から人々の暮らしに恩恵を与えてくれてた。
今、世の中が便利な世界になって、暮らしの中にはありとあらゆるモノがあふれている。
今や、自然あふれる場所は、田舎、南国、リゾートと、都会で生活する人々の休暇、癒しを得る対象の場所となっている。
ユニマーレもそんな南国の離島、世界自然遺産に登録されるかもしれない奄美大島で、自分のルーツに導かれて、移住し夫婦で観光案内の仕事をしている。
昔ながらの手つかずの自然のある場所を、ダイビングやシュノーケル、スキンダイビング。
はたまた原生林ツアーやマングローブの原生林カヌーツアー、神秘の滝を訪れるツアーなど、様々なシーンを癒しの空間として、時には楽器を演奏し、癒しの空間を演出する。
ゆくゆくは宿泊所という形のライフワーク発信所も展開していく予定。
何度もリピートしてくれるゲストや、友人。新しく出逢う人たちから支えられ、また地域の人に支えられ、暮らしが成り立っている。
とっても有り難いことだし、これからも続いて欲しいけど、だけどこれからもホントにそれだけでいいんだろうか?
観光客が増えればそれだけ、仕事は増え、生活は潤う。
その反面、今までと違う生活や、環境に戸惑う島人も増えてくる。
観光に従事する人は島に何パーセントいるんだろうか。。。
観光をもっともっととなっても、結局はきりがないように感じる。
自然も治癒力を超え、キャパオーバーになれば目に見えて汚れてくる。
そのバランスを知り、考えることを発信する人はどれだけいるんだろうか?
グローバリゼーション=消費社会の中で暮らしは便利になったけど、人が生きていくうえで必要なエネルギーワークに興味を持つ人は少なくなってるんじゃないかと思う。
水道をひねれば水は出るし、スイッチを入れれば火はつく。電気もつく。
それがどう自分のところに来て、どこへ流れていき、またどう自分のところに還ってきてるのか知る必要のない暮らしがベースになってるからだ。
だけど自然ある場所での時間を心から求め、訪れる。そんな人たちをガイドする。
自然残る場所は、その変化を敏感に感じれるし、その恩恵を受けながら、便利さとのバランスを保った暮らしと、知恵が残っている。
近年、自然災害といわれる現象が多発し、生活が一変する現象が映画ではなく現実に世界規模で起きている。
暮らしに関わるエネルギーのバランスいい使い方を発信していくのが、これからの本当の意味での離島の観光産業としてのモデルのような気がしている。
海や森でアクティビティなどのツアーを通じて、自然のエネルギーの流れを知れば、自然の持つ循環のエネルギーの壮大さ、大切さがわかる。
自然を知れば、自然残る場所の価値が分かる。
自然はコントロールするものではなく、自然の変化を感じ取って、工夫し、リズムを合わせ暮らしを豊かにしてゆくものだったはず。
大きな規模での産業は目先のビジネスに走り、大切なことを忘れてしまっている気がする。
ユニマーレは今、ひとつのエネルギーワークの勉強をしている。
電気を上手に使う方法。水を上手に使う方法。火を上手に使う方法。
全部がバラバラにならないように、ひとつのサイクルとして考え、衣・食・住に重ねてゆく。
それがライフワークのあらゆる面で、暮らしに変化を与えてくれると思ってる。
決して田舎暮らしじゃなくって、これから先の未来にも自信もって繋がられる暮らし方。
そして、めぐり巡って自分達に還ってくる。
先代の人たちのお陰で、僕らは不自由の少ない暮らしの恩恵を受けてきた。
だけど完璧じゃなく、犠牲にしてきたものがある気がする。
それが今、気づかないといけないし、行動していかなきゃいけない、変化させていかないとダメな時期にきてる。
サイクルを知る。
これからの世の中で必要になってくることだと思う。